東北大学 メディカルサイエンス実用化推進委員会

委員会について

ごあいさつ

委員長メッセージ

メディカルサイエンス実用化推進委員会は、深刻化する超高齢社会など医療福祉に関する課題解決を目指し、学内の連携体制をさらに強化するために設置された組織です。関連する16部局が緊密に連携し、東北大学のもつ豊富なシーズを効果的に活用し、実用化を目指します。

東北大学は、医工連携の長い歴史と伝統を持ち、X線CTの基礎となる回転横断撮影法の開発や世界初の心臓断層像の撮影に代表されるような世界に誇る実績を数多く挙げてきました。また、平成20年には国内唯一である「医工学研究科」が設立し、医学・工学の連携による新しい医療の開発・普及に貢献するとともに、この融合分野の教育・研究を大きく発展させています。

医療の現場である東北大学病院においては、平成24年、基礎研究から橋渡し研究、さらに臨床研究・治験から実用化への切れ目のない支援を行う「臨床研究推進センター」を大学病院内に設置しました。平成27年には、全国に先駆けて医療法上の臨床研究中核病院の一つに選定され、日本発の革新的な医薬品・医療機器を創出する拠点として、国際水準の臨床研究や難病等の医師主導治験を推進しています。

健康や福祉に貢献する次世代の最先端医療や最先端医療機器を研究・開発するためには、従来の学問の垣根を超えた新しい領域の発展が極めて重要です。本委員会の活動により、学内横断的な連携に加え、産・学・官・金の強い協力体制を構築し、よりよい社会の実現に邁進していく所存です。

皆様のご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

張替秀郎 委員長